2013-03-04 第183回国会 衆議院 本会議 第9号
そもそも、日米同盟の毀損は、普天間移設問題に関する、国外、最低でも県外発言から始まりました。沖縄県民の期待をあおるだけあおり、裏切り、この問題を袋小路に追い詰めた原因と言わざるを得ません。 しかし、覆水盆に返らずのことわざどおり、民主党の愚行を嘆いていても前進はありません。我々は、結果としての普天間の固定化だけは避けなければならない。
そもそも、日米同盟の毀損は、普天間移設問題に関する、国外、最低でも県外発言から始まりました。沖縄県民の期待をあおるだけあおり、裏切り、この問題を袋小路に追い詰めた原因と言わざるを得ません。 しかし、覆水盆に返らずのことわざどおり、民主党の愚行を嘆いていても前進はありません。我々は、結果としての普天間の固定化だけは避けなければならない。
政権交代後、鳩山元総理の最低でも県外発言に端を発します一連の迷走によりまして、沖縄と政府の決定的な対立、そして米国との信頼関係の大幅な低下を招くことになりました。現在では、アメリカが最も重視するアジアの国では、中国に逆転をされております。そして、沖縄県民の八四%が辺野古移設に反対、こういう結果になってしまいました。 さらに、普天間の移設、危険除去、これが完全に暗礁に乗り上げている。
それで、この前、玄葉大臣が、鳩山総理の最低でも県外発言は期待を高めてだめだったということをおわびしたいというふうに言っておりますけれども、このおわびの意味が私には少しわからない。疑問が二つある。 一つは、県外、国外と言ってできなかったことをおわびしたいのか、これが一点。
そういう意味で、今外務大臣が、この最低でも県外発言は誤りだというふうにお認めになった。ということは、民主党はそれで政権をとったわけですから、沖縄の選出の国会議員の皆さんもそれで当選をしてきた、さすれば、国民との約束をたがえたということになるので、政権の正統性が崩れてしまったということを自白したことになると私は考えます。
○玄葉国務大臣 いわゆる最低でも県外発言で、この普天間の問題が、いわば解決が非常に大変な状況になってきたということが、すなわち日米関係、そして結果としてさまざまな外交の問題に一定の影響を与えた、つまり一時的な揺らぎが日米に出た、これは私自身も否定できないというふうに思っています。だからこそ、日米について、きちっと強固にしていかなきゃいけないという強い思いを持っているということです。
鳩山前総理の無責任な、最低でも県外発言に端を発し、民主党政権になって一年二カ月近くにもなりますが、政府はこの問題に何ら有効な対策を打っておりません。打っていないというよりも、現在行われている県知事選に独自候補を擁立できない時点で、対策を放棄しているとしか見えません。